要約すると
①車いすの高齢者と介護職員
➡②スズメバチに襲われる
➡③介護職員は高齢者を置いて逃げ出した。
➡④助けたいがスズメバチがいっぱいで助けられない
➡⑤消防署に通報し、助けをよんだ
➡⑥救急車到着。だが、装備がなくて助けられず
➡⑦スズメバチが減るまでしばし待ちぼうけ
➡⑧ハチが減ったので何とか救助
➡⑨高齢者は150か所以上刺され、次の日死亡。
②から⑧までずっと高齢者はハチに襲われ続けたということ。
その間、約50分。
それ、なんて拷問?
軒下に巣をつくっているのでおそらく
キイロスズメあたりだと考えられます。
好戦的な性格なので襲われることの多い種類のスズメバチです。
www.xn--cckyb8ika7450e78m704d6wf.com
まず、間違いなのが③で
介護職員だけが逃げ出したのがまず間違い。
無理やりにでも連れて逃げるべきでした。
その次に、間違いが⑤の通報時、
介護職員がもっとしっかりスズメバチがいて
刺され続けてると説明するべき!
消防署の対応した消防士もしっかり状況をきくべきでした。
ハチがいると分かっていれば、
防火服+防毒マスクでなんとか助けられたと思います。
⑥は装備がなくて仕方がない状況ですが、
刺される覚悟で救助に行ける漢気のある隊員が
いなかったのが残念です。
隊長もさすがに刺されてもいいから助けてこいとは
言えないですし。
なかなか難しい判断が必要な現場ですね。
消防学校でも
自分の安全確保が最優先と教わります。
二次災害の防止も重要ですから。
毎年ある、おぼれた子供を救おうとして親が死ぬようなことを
消防士がしてたら消防士がいなくなっちゃいます。
漫画のように火災現場に突っ込んでいく消防士はいません。
普通に消火作業してるだけで十分危険な仕事ですから。
でも、今回は
漢気のある人が誰かいれば!
と思ってしまう事故でした。