EM菌はエセ科学? 農業に有用微生物群は効果なし!? 疑似科学?

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仕事で農業を営んでいるうつ猫です。

農業を勉強しに行った農家は

有機肥料を中心に野菜を栽培していたので、

有用微生物群の入った資材も使っていました。

 

なので、そこで勉強したうつ猫も、

微生物はいい野菜を作るのに大切!

というのが当たり前のように刷り込まれていました。

 

最近、YouTubeではまってるチャンネルで

科学はすべてを解決する! [くられ with 薬理凶室]

を見るようになって

洗脳・陰謀論・宗教・エセ科学に

興味を持ちはじめました。

www.youtube.com

 

馬鹿らしいエセ科学に騙されるもんだなぁと

ネットサーフィンしてるうちに

たどり着いたのがEM菌 エセ科学説!

ja.wikipedia.org

あれ?実は自分も騙されていた?

EM菌万能説のようなのは初めて知りましたが、

これはまぁ自分でもエセ科学だと思いました。

でも、農業分野については

微生物は深くかかわっていると思ってます。

 

でも、広い農地に多少の有用な微生物資材・バイオ資材を

いれたところで大きな効果が本当にあるのか

疑問も浮かんできました。

 

ネットで検索すると

EM菌資材・バイオ資材・

乳酸菌・放線菌・光合成細菌・

バチルス菌・センチュウ捕食菌etc.

いろいろ出てきます。

これら善玉菌が増えれば、

悪玉菌による病害が起きなくなるんじゃないかなぁ

と思ってるんですよね。EM菌がエセ科学と知っても。

 

でも、微生物は見えませんからで。

中がどうなってるかなんて一般の農家には

わかりません。

評判の良い資材を使ったりするくらいしか

騙されない方法は無い気がします。

商品のホームページには都合のいいことしか

載せませんからね。当たり前ですが。

 

農地の違いによっても効果のあるなし・強弱も

あるでしょうから、なかなか、否定も肯定も

科学的に答えを出すのは難しそうな気がします。

 

農家はそれぞれの農家が経験的にやってる部分が

多かれ少なかれあるのでその中に

微生物資材を使ってる農家で正しいことが

無いとは言い切れません。

クワガタの菌糸ビン飼育も

経験的にキノコが生えている朽木でクワガタが大きく育つという

ところから、

菌糸ビンの飼育方法が今ではクワガタを安定して大きく育てる方法として

確立されています。

 

でも、農家は自分の栽培方法を発表とかしないし、

する場もまぁ無いのでそれぞれのノウハウとしてしか

存在しないので、

農業を科学するのはまだまだ先になりそうです。

カルビーとか自社でジャガイモを広い面積で作ったり、

自社品種を作ったりしてるので、

農業を会社としやってるところのほうが

農業を科学化するのが早いですね。