高齢化社会をテーマにした読み切り漫画『テンペスト』浅野いにお

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 あらすじとか設定

85歳以上の高齢者は人権を返納し、

特区に集められ、

特区で5年間の生活を強いられる。

90歳の時点で試験をして

500点満点なら人権を取り戻せる。

ほぼすべての老人が5年間のうちに

安楽死を選ぶ。

 不合格でも死刑とかにはならないが、

人権の無い状態で社会に放り出され、

殺されても文句の言えない存在に。

野良犬以下の存在に。

 主人公の老人は500点満点取れる実力があったが、

問の『私は「最後期高齢者特区制度」に賛成である』

には賛成できず、自分の矜持に従って不合格。

漫画の最後は『人権を持たない方のベンチ利用』

を指摘されて

『それでも私は人間です』

の言葉を最後に撃たれて死。

 

ちょっと考えさせられる漫画でした。

高齢者以外にも社会的弱者にも言える話。

うつ猫も、うつ病だったし。

身体障害者、精神障害者、病弱者とか。

 

『合理的』に判断すればコストパウォーマンスの低い人間は処分して、

コスパのいい人間を優遇した方が正しくなっちゃうよね。

 

 『あなたの役割とは?』

『あなたの存在意義とは?』

漫画中のセリフだけど、

これ言われたら、高齢者ほとんど絶句すると思うよ

 

でも、国の資源財源も有限だから、

すべての問題を解決できるリソースがあるわけない。

現状でも、高齢者の福祉以外にも様々な問題が山積みだし。

 

にっちもさっちも社会がうまく機能しなくなったら、

『社会的弱者を処分して正常に直そうぜ』

って世論になる可能性もゼロじゃない。

第二次世界大戦ではナチスが障害者の殺害をしてるし。

それからまだ100年も経ってないんだから。

 ドイツと日本が第二次世界大戦勝利してたら、

ヨーロッパでは障害者は排斥されてたかもしれん。

 

漫画内では老人は

かわいそうな視点で書かれてるけど、

老人が処分される社会が造られたとして、

だれもが老いて処分されるのだからある意味では平等とも。

うつ猫は90歳まで生きれば十分。

自分的には80歳でも大丈夫。

まぁ、実際その時になったら

生き意地汚くなるかもしれないが。

 老人の自殺は多いので、

大きな健康上の理由がなくても

普通に安楽死を求めてる老人は多いと思う。

 

 

社会が崩壊する前に、

ロボット技術が発達して、

労働のほとんどがロボットに任せて、

遊んでいられる未来が来るといいな。

そのころにはうつ猫は死んでるだろうけど。